EVENT
Retrace Scholarship Project コンサート
日時: 2024年1月6日 土曜日
昼公演 開場午前12時 / 開演午後1時
夜公演 開場 午後5時 / 開演 午後6時
会場: Cafe Class 〒907-0024 沖縄県石垣市新川2416-6
予約: Cafe Class TEL 0980-83-1537
入場料: 5000円(1ドリンク込)から ※要予約
定員: 各公演70名程度先着受付
CCA Islandsは、2023年からスタートした「Retrace/音をたどる」プロジェクトの一環として、大工哲弘、日出克、金城弘美のコンサートを行います。
入場料は全額、八重山の次代を担う若手の音楽関係者への奨学金として活かされます。この奨学金の受賞者は、出演者3人により選出され、コンサート当日に発表されます。なお、コンサートの入場料は5000円としていますが、それを越えてのお支払も可能です。
本コンサートでは、このような趣旨を踏まえ、より多くの入場料をお支払いいただけるほど、将来音楽業界で活躍する若者をより強く応援できる形となっていますので、ぜひお好きな金額でのご支援をお願い申し上げます。
CCA Islandsは、2023年、八重山を中心に活動する音楽家一人ひとりと対話を重ね、これまでの自身の活動を辿りつつ、その独自の在り方を音源やテキストとして記録・発信していくプロジェクト
「Retrace /音をたどる」をスタートしました。
大海により隔たれられた八重山は、独創的な歴史・風土・文化土壌を有する一方、その海により外の世界とも等価につながることができます。これを象徴する八重山の営みとして、八重山の音楽家(研究家)に焦点をあてます。
彼らは八重山の伝統の重要な担い手であるものの、あくまでその歌や演奏に人々の関心が向かうため、背後にある個人の活動にまつわるストーリーについては、インタビュー記事などで目にすることがある一方、本や映像などの形でまとめられ後に伝えられることは稀な状況です。
「Retrace」には「来た道をたどる」といった意味があります。
「Retrace」は八重山を中心に唄や音楽を巡る人を起点としたプロジェクトであり、インタビューやライブ・パフォーマンスを通じ、その輪郭を捉えようとしていくものです。
そしてそれは、自身の、あるいは八重山の「伝統」や「歴史」を再考する作業にもつながります。
共催 ピース・ウィンズ/現代アートプラットフォーム
出演者略歴
大工哲弘
沖縄県石垣島出身。10代の頃から三線を始め、高校に進学後、それまで高校にはなかった郷土芸能クラブを八重山で初めて立ち上げる。
八重山地方に伝承する数々の歌をこなし、八重山民謡の第一人者の一人でありながら、民謡にまつわる一般的なイメージを超えた新しい境地を切り開いてきた。八重山うた大哲会をたちあげ、八重山民謡の発展に寄与する。
日出克
沖縄県竹富島出身。ギタリストとして活躍する中で、独特の音色を奏でるギターに出会い、唯一無二の世界観を切り開く。
代表作とされている「ミルクムナリ」は、沖縄のみならず、県外、そして海外でも広く親しまれている。他のミュージシャンのプロデュース、また演劇や舞台の音楽プロデュースでも活躍している。
金城弘美
沖縄県石垣島出身。現在も石垣島を拠点に活動する。
1986 年八重山古典民謡最優秀賞、2000 年とぅばらーま大会最優秀賞受賞。安室流協和会師範。現在では古典民謡にとどまらず、様々なジャンルにおける活動や、宮良康正やBEGIN、新良幸人など他のミュージシャンとのコラボレーションや、島ことばで歌った童謡CD の制作など、幅広く活動している。