フランシスコ・ロペスは、世界の音を深く、集中して聞くことを前提に、完全に自己を中心とした、既成の概念を打ち破っていくような活動を続けている。その作品は、工業的な音と自然の音の境界線を壊し、激しい感情を揺り起こして知覚の限界を、音の力の最も深いところへと動かしていく。そして、盲目的に深く、何事もとらわれず音を聞くことをを提案しながら、知識の枠からの自由と、感覚と精神性の広がりを生み出す。インターナショナルな実験音楽のアンダーグラウンドをリードする一人として、数々のコンサートやサウンド・インスタレーションを東西ヨーロッパ、北米、中南米、日本やオーストラリアなどで展開する。
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