アンリ・サラはヴィデオを使った作品で知られ、時に政治的、自伝的要素が織り込まれているような映像や、また何気ない中にも特徴のある動きや言葉の詳細をとらえた映像を作り出す。色や音、空気などの微細な変化をとらえたサラの映像は、映像そのものが主体というよりも、音や言葉、社会的背景などの複数の要素が織り込まれ、その相互関係の中で構成されていく。そして、音やイメージが持つ意味の可変性に気づかされる私たち観客の存在は、またそこに新たな展開を加えることになる。
リサーチ・プログラム教授 (2003, 2008)
Bridge the Gap? 4 (2006, 上海/北九州)
Bridge the Gap? 6 (2009, ニューヨーク)
2001/2003/2006/2008/2009
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