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THINK ISLANDS: マリア・イネス・ロドリゲス (キュレーター)

国際的キュレーターであり、CCA Islandsのコミッティーメンバーでもあるマリア・イネス・ロドリゲス(María Inés Rodríguez)氏によるレクチャー/インタビュー。

巨大化するアートマーケットや中心主義的な既存の美術界に対する「オルタナティブ(もう一つの選択肢)」として、彼女が20年前に立ち上げ、主宰し続けている自律的なデジタル・プラットフォーム「Tropical Papers」の歩みと、その根底にある哲学を語ります。

思想家エドゥアール・グリッサンの「アンティル的思考(群島的思考)」に共鳴し、熱帯(トロピカル)を異国趣味的な捉え方ではなく、一つの「歴史的・生態的な条件」として捉える。物理的な境界を超えて、世界各地の多様な現代アート、思想、そしてディアスポラ(離散)のアーティストたちの声をどのようにつなげ、システムに依存しない独自の表現の場を作り出していくのか。創設から20年を経てなお進化し続けるプロジェクトの、知的な「動き(rester en mouvement)」と、その本質に迫ります。

「時として最も重要な成果は、最終的なオブジェクト(作品)ではなく、プロセスそのものを通じて生み出された関係のネットワークです」

複雑さを排除するのではなく、集団的に取り組むべき条件として扱うこと。異なる形の知識が、対話と運動の中に留まり続けられる空間としてのプラットフォームの意義を、大統領選という大きな転換期を迎えた彼女の故郷コロンビアの未来への祈りとともに語る、切実なインタビューです。

Video editing: Joris Dockx

マリア・イネス・ロドリゲス(María Inés Rodríguez)
キュレーター。現在、ブリュッセルのウォルター&ニコール・ルブラン財団ディレクターを務める。2005年、熱帯地域におけるアートと研究に特化したインクルーシブな文化フォーラム「Tropical Papers」を創設。これまでボルドー現代美術館(CAPC)、サンパウロ美術館(MASP)、メキシコ国立自治大学現代美術館(MUAC)、パリのジュ・ド・ポームなど、主要な文化機関で現代アートのプロジェクトを展開。また、アムステルダムのライクスアカデミーのゲストアドバイザーも務め、世界の現代アートの未来を牽引し続けている。