ジョン・ナイト

Title
A work in situ, 2019
Date
2019-02-12 - 2019-03-16

現代美術センターCCA北九州では、ジョン・ナイトの新作を発表します。
ジョン・ナイト(1945年生まれ)はロサンゼルスを拠点に活動するアーティストです。ナイトが制作を始めた60年代~70年代より、当時主流とされていたアートの動きとは距離を置きながらも、その活動は常に新しい考え方に影響を与えてきました。50年近くに渡り、時に「in situ(その場で)」と題し、特定の場における実践を展開し、美術館やギャラリー、公の領域にある建築的、そして観念的な境界線を試し、考察する作品を発表しています。ナイトの作品は、一定の形式にはめられた一貫性や、時には、瞬時に認識されることの概念にさえ抵抗するものです。作品は、様々な場所にある素材やとりとめもない状態、また経済的状況の中に置かれ、そういった持続的な方法をとることで、物や記号についての考え方や、誰が作者として権限をもつのかについての概念へ、系統的に疑問を投げかけていくのです。
CCAのプロジェクトでは、ナイトの最初の北九州訪問の際に体験した、2つの離れた場所の間にある位相学的なつながりを手がかりに、ある場から、他の場に動く作品の物質的な出発点として、自身の初期の作品「Levels」(1969)を参照し制作します。
ジョン・ナイトは、展覧会最終日、2019年3月16日にCCA北九州に滞在します。

This post is also available in: 英語


Category
Artist
ジョン・ナイト
Date
2019-02-12 - 2019-03-16