ザヴィエ・ヴェイヤン

ザヴィエ・ヴェイヤンは1963年にフランスのリヨンで生まれ、現在はパリを拠点に活動している。写真ベースの大判タブロー(活人画)のシリーズでは、見る人が作品に引き込まれていくことで、それぞれの人が異なるストーリーを見つけられるという絵画本来の機能を取り戻そうとしている。このような物語性は、美術史においてはは19世紀アカデミズム絵画に端を発している。写真やコンピューター、大画面プリントと関わりながら、これらのイメージは、ヴェイヤンが関心をもつさらに別の制作手法とも関連していくのだ。 ヴェイヤンは画家として出発したが、次第にインスタレーションや空間を中心に制作するようになった。そうした作品の中で、大きさや素材、機能を変化させながら、銃や車や動物たちといった特殊なオフジェをつくり上げてきた。

リサーチ・プログラム教授 (1998)

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