Title |
サラリーマンの夢 |
Date |
2005-10-11 - 2005-11-25 |
CCA北九州プロジェクト・ギャラリーは、ディディエ・フィウザ・フォスティノの新作を発表しました。
フォスティノの建築とアートのプロジェクトは、とりわけ政治的、社会的、身体的経験としての空間の問題に主眼をおいています。フォスティノは建築を『私たちの感覚を悪化させ、現実認識を研ぎすましていく道具』として考えているのです。
「建築は、今日、どんどん客観性を失っていき、ソフトウェアを利用しその厳格な論理によってもたらされる確かな証拠を、コンピューターの枠組みの中に求めています。身体についての僕の作品は、あらゆる個人空間への理解力により生まれる主観性をすべて想定しています。 なぜ身体なのでしょうか? それは、『絶えず変化する情報』、『絶えず変化するデジタル』としてある空間の中にデザインされた体は、どうしても(必然的に)障害であり、あるいは直線性に逆らうものだからです。僕はまさに、その障害と建築のあいだの相互作用に興味があり、孤立した空間の建築物ではないのです。作品は、あいまいさ、はかなさ、そして疑いをもつことについての問いに焦点を当てています。ある1つの、割り切れないような建築ではなく、反対に、支配的ではない、不確実で懐疑的な建築、それを実践/利用する個人の行動を条件とした建築をつくろうとしているのです。」
CCAでのプロジェクト、「サラリーマンの夢」は、領域的な寄生の断片であり、それは、時空にある私たちの軌跡を問いただす現代の構造の平凡さ/標準化から生じてくるものにより構成されるのです。
ディディエ・フィウザ・フォスティノは、リサーチ・プログラムの教授として2005年9月15日から10月14日までCCA北九州に滞在しました。
This post is also available in: 英語
Category |
プロジェクト・ギャラリー |
Artist |
ディディエ・フィウザ・フォスティノ |
Date |
2005-10-11 - 2005-11-25 |