Title |
反復 |
Date |
2009-11-30 - 2010-01-08 |
CCA北九州プロジェクトギャラリーは、ジミー・ロベールの新作を発表しました(1975年グアドループ〔フランス〕生)。
「反復」は、有名な北斎の版画「駿州江尻」と、カナダの現代アーティスト、ジェフ・ウォールがそれを再構成した作品「突風(北斎の構図に基づく)」のあいだにある変移に言及するものです。表現の限界への関心から生まれた今回の考えは、ある単純化された本質的な形へとそぎ落としながら間接的なやり方で、前述のいくつかのイメージに次元のもつ様相を与えることで成立します。田中泯に影響を受けたダンサー、石原志保とともに、ロベールはある種の正統的な動きをとらえ、もともとのイメージのもつ自然な演劇性を強調するのです。CCAプロジェクト・ギャラリーのホワイトキューブのなかで、彼の意図はプラットフォームの上のインスタレーションとして見せられるとともに、そのオブジェ/イメージのための舞台として実現されました。
ジミー・ロベールは、リサーチ・プログラムの教授として2009年11月2日から30日までCCA北九州に滞在しました。
協力: 石原志保/ダンサー(田中泯の弟子)
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