デコステール&ラム

Title
幽霊アパート
Date
2004-03-22 - 2004-04-30

CCA北九州ロジェクト・ギャラリーは、デコステール&ラムの新作を発表しました。

常識では、建築は基本的に三次元からなる世界です。「幽霊アパート」は、時間と空間の層に隠された新しい広がりへ到達するために、知覚できる電流の可視波長域を広げた、未知の次元での生活に関するプロジェクトです。デコステール&ラムは、同時両所存在、偏在、チャネリングといった考え方、つまり、さまざまな場所の次元の共時的存在を通して、空間のスペクトラムが交差し、一つの部屋に他の部屋がつきまとい、1つの計画の幻影が、他の計画に現れるような、そんな建築を実現しようとしました。「幽霊アパート」は、3次元で構成される部屋ではなく、さまざまな可視波長でできた部屋から成る住居のプロジェクトなのです。同じ面を同時に使って、全体的な大きさとその体積を考えながら、設計の中のそれぞれの場所(寝室、居間、浴室)を、電磁気のスペクトラムの特定の数値の中に広げていき、寝室は400から500nm(ナノメートル)の間、居間は600から800nmの間に現され、浴室は350から400nmの間の紫外線の中に配置されました。

また、フランスの作家、マリー・ダリュセックの短編の原作「幽霊アパート(モダンなカップル)」が含まれたアーティストブックも制作されました。

フィリップ・ラムは、リサーチ・プログラムの教授として2004年3月にCCA北九州に滞在しました。

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Artist
デコステール&ラム
Date
2004-03-22 - 2004-04-30

Biography Book/Others