ハルーン・ミルザ

ハルーン・ミルザはロンドンを拠点に活動するアーティストです。干渉し合う光や音、電流を使って、その場の状況を精査していくようなインスタレーションで知られています。
ミルザの立体作品やパフォーマンス、没入型のインスタレーションは、自ら経験することについて、私たちがどこまで認知できるのかを探っていきます。自分の役割を作曲家と考えるミルザは、電気媒体や電気が通った状態のものを主なメディアとして使用します。そうした媒体が引き起こす目に見えない不安定な現象を、日用品やレコードプレーヤー、楽器、LEDライト、家具、映像の断片、他のアーティストの作品を新しい文脈で引用したオブジェなど、あらゆる素材とつなげていきます。ミルザの作品は、「ノイズ」「音」「音楽」と分けて考える際に、私たちがそこに見る違いは何なのかを改めて問いかけます。つまりそれは、あたりまえのように文化を分類していくことへの疑問でもあるのです。

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