メリック・オハニアン

Title
スローモーション: SLAVEからVALSEへ
Date
2003-11-25 - 2003-12-12

CCA北九州プロジェクト・ギャラリーは、メリック・オハニアンの新作を発表しました。

この展覧会のために制作される「スローモーション」の空間では、観客は「時代遅れのコンピュータ」を使い、文字や単語、サインを、5枚の照明板の上に作成していきます。その操作過程で、観客はコンピュータそのものとして機能するのです。

オープニング時には、仮定的始点として、ライティング・ボードの上に「SLAVE」の単語が現され、最終日には、仮定的終点として「VALSE」の単語が表示されます。この始点から終点に到達する間に、ギャラリーの空間では観客の自由な操作による無数の小さな変化が起こっていくのです。

このプロジェクトの「経過」は、観客がボードの上に伝達する操作の数字的変換により記録されます。この数字の符号化はまた、オハニアンがCCAで制作するアーティストブックに記号、サインとして再現されます。そのアーティストブックは、可能性を秘めた集合的な詩でもあるのです。

メリック・オハニアンは、リサーチ・プログラムの教授として2003年10月末から11月までCCA北九州に滞在しました。

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メリック・オハニアン
Date
2003-11-25 - 2003-12-12

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