篠原 一男

Title
通りと人影 2
Date
2010-10-12 - 2010-11-10

Part I 2010年10月12日 - 10月23日
Part II 2010年10月27日 - 11月10日

CCA北九州プロジェクトギャラリーでは、篠原一男「通りと人影 2」を発表しました。

2006年刊行のCCAアーティストブック「通りと人影」は、70年代、80年代にかけて篠原一男が調査旅行で訪れたヨーロッパ、アフリカ、及び南北アメリカで撮影した1万点に及ぶ写真アーカイヴから選んだ約100点の写真で構成されています。また、彼独自の都市への視線から着想を得、それをテーマにして2004年にCCAが開催したワークショップの最後を飾るシンポジウムでの彼の生涯最後の講演も収録しています。篠原の都市への眼差しは、彼が飽くことなく求めたさまざまな都市における通りを核とした透視図が見事に切り取られ、それらの集積は、彼の都市論の原点を視覚化したかのようなパノラマを私たちの前に映し出すのです。

2010年夏のアルル国際写真フェスティバルにおける「ディスカバリー・アワード」展では、上記「通りと人影」による篠原一男の写真が招聘され、CCA北九州の協力により、40点のプリント作品が出展されました。そして、2010年11月には、同展はモスクワのガレージ現代文化センターに場を移し、篠原の写真はここではスライドショウとして展示されることになりました。

今回の「通りと人影 2」では、「ディスカバリー・アワード」展での画像に新たな25点を加えたモスクワでのスライドショウを第1部として、次に、アルルで展示されたすべてのオリジナルプリントを第2部として展観しました。

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